母校潜入

同業他社にお勤めのマイミクN氏が、母校で学生相手に授業をなさるというのを聞き、その授業をどうしても聞きたくなって潜入してきた。あらかじめ先生と事務室の学事担当さんにもことわりを入れておいたので、潜入というよりは堂々と聴講してきたと言うべきか(ちなみに先生は私が研究会で指導していただいた先生だし、事務室の担当さんは学生時代の所属団体の先輩ということで、二人とも知り合い)。
地方政府(=地方自治体)に対し政策提言をする、というのがこの科目の最終目標だそうだが、N氏は「政策・まちづくりをしていくためには、まずその街の成り立ちを知ることが最重要」ということで、街の歴史と、重点政策が時代によってどのように変化してきたかを主に説明されていた。私自身、大学時代にお世話になった街の歴史をほとんど知らなかったので、内容は本当に興味深いものだった。
この授業を受けて痛感したのは、N氏に比べて自分は、自分が勤める自治体の歴史をほとんど知らないということである。新しい施策にしか興味が向かなかったのも、この街に愛着が持てなかったのも、そういうところに原因があるのではないか。
たまには母校で気分転換しよう〜、と軽い気持ちで行ったのだが、まさかこんなに良い刺激を受けることができるとは。休暇とって行った甲斐があった!