旅行〜3日目

母

朝食は、またしてもロッテホテルのレストラン「ペニンシュラ」。懲りない人たちである。
その足で、おみやげを買いにロッテ百貨店へ。キムチと海苔を大量に買い込んできた。
今日、母親たち二人が一足先に日本へ帰る。ホテルの入口で見送る。
浜ちゃんが「とにかく腹ごなしをしたい」と言うので、本屋に付き合ってもらった。まず、永豊文庫(ヨンプンムンゴ)へ。整然としてはいたが、雑誌うりばもCDうりばも狭く、すぐに(昨日も行った)教保文庫(キョボムンゴ)へ移動。じっくり見たが、昨日買った以外にとりわけ欲しいものは見つからず、ホテルへ戻る。
今日はこれから、ヨンちゃんとヨンギに会う(二人については、過去の活動報告参照)。ヨンギはソウルに住んでいるからもともと会うつもりであったが、ヨンちゃんは遠く全州に住んでいる。わざわざ私のために上京してきてくれるのだ。2時にホテルのロビーで待ち合わせだ。
時間になってロビーへ降りていくと、ヨンちゃんがいた!!「보고 싶었어〜(会いたかったよ)」「나도!(私も)」感動の再会である。ヨンちゃんは、小さなスーツケースを持ってきていた。ヨンちゃんにとっては、国内旅行のはずなのに…。ヨンギに借りた本をたくさん返すため、とか何とか言っていたが、つくづく面白い子だ。浜ちゃんを紹介し、コロコロ転がしながら、歩き出す。
浜ちゃんを仁寺洞に連れて行っていなかったので、ヨンちゃんにも付き合ってもらって、行ってみた。私は今回二度目だが…。まずは腹ごしらえ。浜ちゃんは石焼ビビンバを、私は伝統クッパを食べた。ひたすら辛かった。その後、仁寺洞を練り歩く。さすがに日曜日だったからか、一昨日とはうって変わってすごい人ごみだった。パンソリなど催しもやっていて、楽しめた。浜ちゃんが道々の屋台の食べ物に興味を示すので、3種類くらい食べた。おいしい!と言えるようなものはひとつもなかったけど。
その後、新村に向けて地下鉄で移動する。途中の駅で、塾帰りのヨンギに会う。
新村での第一の目的地は、ヨンギの大学・延世大学。韓国の慶應大学とよく言われる、私立大学だ。一度、そこへ通う学生に案内してもらいたかったので、念願がかなった。ここは、映画のロケなどでもよく使われているとのことだったが、確かに、『猟奇的な彼女』や『ラブストーリー』で見た場面があった。そこで記念撮影。

ヨンギとヨンちゃん

(左から)ヨンギ、ヨンちゃん、私


ヨンちゃんと浜ちゃん

(左から)ヨンちゃん、私、浜ちゃん

第二の目的地は、サムギョプサル(豚の三枚肉の焼肉)である。安い店に連れて行ってもらいたかったのだ。ヨンギもあまり詳しくはなかったようだが、学生たちが大勢入っている店に入ってみた。注文はヨンギとヨンちゃんにおまかせっ。焼くのもおまかせっ。

三枚肉

おいしかった!しかも安い!今回はヨンギとヨンちゃんにご馳走になってしまったが、ざっと計算しただけでも一人6000ウォン(=600円)くらいだろう。昨日の焼肉の10分の1かと思うと、悲しくなる。今後はこういう店に行けばいいということだ。
ヨンちゃんが全州まで帰らなければならないので、寂しいが早めにお別れ。わざわざ来てくれてありがとう。互いにお土産を交換し、お別れ。きっとまた会えるだろう、と思いつつ…。
私と浜ちゃんはまだ帰らない。その足で、カジノへ!
カジノがあるのはシェラトングランデウォーカーヒル。地下鉄5号線のクワンナルという駅から無料シャトルバスで行った。
浜ちゃんは、豪快なように見えて、実は小心者につき、すみっこのスロットからスタート。あとは、無料のドリンクを飲みながら、ルールの分かりやすいルーレットだけをやってみた。元手が少なかったので、10回も賭けないうちの手持ちがなくなってしまい、やめた。負けた額・21000ウォン(2100円)。小心者はケチ。
こうして夜遊びして、帰ったのは11時すぎ。濃い一日だった。