実行委員会って

住民参加の一手法として、実行委員会を立ち上げて事業をすることがある。「ことがある」と言うには語弊があるほど、私の課では実行委員会形式一辺倒で、○○実行委員会のゴム印がいくつもある。
何を隠そう私は実行委員会ギライ。大学の文化祭のように、自主的に立ち上がったものならともかく、役所が作り、メンバーも「○○団体と△△団体の代表」などと決めて充てているのだ。役所は事務局として、裏で糸を引く。そこのところが、どうにも胡散臭い。
役所がやりたい事業なら、役所がやればいい。逆に、住民がやりたい事業なら、住民がやればいい。住民の意見が聞きたいのならば、意見を聞く場を設ければ良く、何もわざわざ住民を前に出して役所が一歩下がらなくても良いのでは。
また、第三者から見て、実行委員会ほどわけのわからない組織はない。メンバーの実行委員と役所だけで完結するものなら良いが、第三者と関わる場合は信用力に欠けることこの上ない。
別に住民参加を否定しているわけではないが、名と実がかけはなれていることと、アヤシサがどうにもひっかかる。
実行委員会つぶしは、今年度については上司に止められてしまったので、来年度に向けて徐々に布石を打つ作戦でいくことにする。