赤い月

邦画。
ここまで奔放な日本人女性が実在したかは分からないが、とにかく、ぱっと見は眉をひそめてしまうような言動が多い。自分だけが好きで、自分さえ良ければ良いかのように見える。しかし、愛する人がいないと生きられないと言い、自分が愛する人はめいっぱい大事にする。結果的に、自分とその愛する人たちは、過酷な状況下にもかかわらず、生き延びることができたのだ。自分だけが助かるのではなく、周りの人も助けているところがポイント。果たして主人公の言動はいいのか悪いのか、と考えさせられてしまう、深い話である。
太平洋戦争時代に満州に渡った日本人の生きざまをまのあたりにできたのは良かった。
おすすめ度 ☆☆☆★★
主演 常盤貴子